「リウマチかも・・・」と思って血液検査をするときに、調べられる項目の1つが『MMP-3』。
実はわたし、歩けないほど症状はひどかったのに、リウマチを発症した当初はMMP-3が基準値内だったんだ。
今回はMMP-3とは何のための検査で、結果の数値によってどうリウマチと診断されるのか調べてみたよ。
わたしの検査結果や、症状とMMP-3がどう変化していったかなども紹介しながらお話していくね。
もくじ
MMP-3とは?
まずは、MMP-3って何のための検査か調べてみたよ。
この検査は血液検査です。
関節内の滑膜、軟骨などの組織から分泌される酵素です。
従って、関節の中で炎症が起こると高値となります。
リウマチの初期の方や関節の破壊の程度をみるのによい検査です。
引用元:https://omaezaki-hospital.jp/
関節内に炎症が起こると数値が高くなるから、リウマチ診断の補助として見られるらしい。
生物学的製剤の治療反応とも相関するから、治療効果の判定としても見られる項目みたいだね。
ちなみにMMP-3は『マトリックスメタロプロテイナーゼ-3』の略だよ。
男性:36.9~121.0 ng/mL
女性:17.3~ 59.7 ng/mL
性別で基準値が変わるみたいだね。
MMP-3が高値(陽性)だと関節リウマチ確定?
関節リウマチを疑い、MMP-3、リウマトイド因子、抗CCP抗体の検査を行って、MMP-3のみが高値で他が陰性なら、関節リウマチと診断することはできず、通常は特に治療はしないで経過観察することになります。
引用元:http://gooday.nikkei.co.jp/
MMP-3は補助的な項目だし、MMP-3だけが高値でも、他が正常値ならリウマチとは診断されづらいみたいだね。
調べてみるとMMP-3は特異性がないんだって。
つまり、MMP-3高値 = 関節リウマチ とは言えないってこと。
他の病気をしてもMMP-3が高くなるみたいだから、さらに検査をすることになるみたい。
MMP-3が陽性だと疑われる主な病気
※痛風や変形性関節症では上昇しない
MMP-3と抗CCP抗体
MMP-3の検査結果だけだと関節リウマチか判断しづらいから、抗CCP抗体など他の検査数値も見て診断するんだね。
MMP-3と違って抗CCP抗体は特異性があるから、リウマチかどうか診断するときによく調べられるみたい。
MMP-3が正常値だと関節リウマチじゃないってこと?
はっきりとMMP-3が正常値ならリウマチじゃないと書かれている情報は見つけられなかったけど、こんなことを書いているサイトを見つけたよ。
早期RAの経過観察において、血清中MMP-3値が上昇または高値を維持した症例は進行性で、低下または低値を維持した症例は非進行性である傾向から、早期RAにおける滑膜増殖と関節破壊の予後予測のマ-カ-として有用であるといわれている。
引用元:http://test-guide.srl.info/
MMP-3はあくまでもリウマチを診断するときの補助的な項目だし、『低下または低値を維持した症例は非進行性である傾向』とも書かれてるから、MMP-3が正常値でも関節リウマチの場合はあるんじゃないかな。
後でもお話するけど、少なくとも私はMMP-3が正常値だったけど関節リウマチって診断がでたよ。
りょうこの血液検査数値とその時の症状 ※画像有り
わたしの数値はリウマチの診断が出た当初は 40ng/mL だったんだ!
体中の関節が痛くて、歩くこともできないくらいつらい症状だったんだけど、なぜかMMP-3の数値は低かったんだよね。
MMP-3以外にCRPも基準値内だったよ。
でも、抗CCP抗体や抗核抗体判定量などはかなり高値で・・・
項目の1部が高くて、1部が正常値だったせいか最初に検査した病院では「リウマチじゃありません!痛みは気のせいです」って言われちゃったんだ。
その診断結果に納得がいかなくて、別の病院で検査してもらったら「関節リウマチ、線維筋痛症」と診断されたよ。
リウマチは複数の血液検査結果と症状などによって総合的に診断されるみたいだから、数値の出かたによっては病院によって診断が変わるのかもしれないね。
わたしのリウマチ体験談の記事はこちら。
初期症状はひどいのに血液検査で異常なし!?|リウマチ体験談①
できるだけ薬飲まない治療を選択。かわりにしたコトは?|リウマチ体験談②
歩けなかったのが走れように4ヶ月の奇跡リウマチ卒業体験談③
リウマチの症状とMMP-3の変化
リウマチになった当初は正常値だったMMP-3が、その後どうなったかというと。
実は少しずつ上がっていって、1年後くらいには基準値を超えちゃったんだ!
さっきも紹介したけど、リウマチ発症当初の数値は40ng/mL。
1年後は約倍の84.3ng/mLに!
その時のリウマチの症状は波がありながらも、なんとか歩けるくらいには回復してたからリウマチ当初よりはよくなっていたはずなんだけど、数値は上がっちゃったんだよね。
ただ、一時期マシになっていた足の関節の痛みがまた痛んだ時期に基準値を超えたから、関節の痛みとMMP-3の数値はちょっと関係があったように感じるよ。
通院する病院を変えてからは、その病院はMMP-3を検査しないところだったから84.3ng/mL以降の数値は分からないけど、今ではリウマチの症状はぜんぜんないからきっと正常値に戻ってるんじゃないかな。
まとめ
いかがでしたか?
今回はリウマチの血液検査項目の1つである、MMP-3についてお話したよ。
- MMP-3とはリウマチの診断の補助として見られる血液検査項目の1つ。関節の炎症具合、薬剤治療の判定としても見られる。
- MMP-3の基準値は 男性(M):36.9~121.0 ng/mL 、女性(F):17.3~ 59.7 ng/mL。
- MMP-3が高値だとしても関節リウマチとは限らず、逆にMMP-3が正常値だったとしても他の検査結果によっては関節リウマチと診断される場合もある。
「リウマチかも」と血液検査をしたら結果が思ったような数値じゃなかったら、驚いたり不安になったりするかもしれないよね。
わたしはいろいろな検査をしたときにその数値ばかりに気持ちがいっていて、「数値が基準値外だから不安、基準値内だから安心」とか思ってたな~。
でも、数値だけにとらわれず、自分の体や心に目を向けて、病気以外のことに意識をもっていってたらどんどん症状が改善して、最後には元の元気な状態に戻れたよ^^
もし、あなたが何か病気をしていたとしても、きっと大丈夫!
それは治る病気だと知ろう、「自分ならきっと大丈夫」と信じよう。
それがきっとあなたの望む先に繋がるはずだよ。
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今日も最後まで読んでくれて、ありがとう(*´∀`*)
あなたのより健やかでより幸せな日々のお役に立てたら嬉しいです!
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